ニュースリリース

自動車用ドアサッシの溶接で新工法を開発

2001年2月

溶接時の溶接指向の安定・ソフト化を実現
作業効率・品質向上、コスト低減が可能

 自動車用内装機能・外装部品のシロキ工業株式会社(社長 木場軍司)は、松下電器産業(株)および松下溶接システム(株)と共同で、自動車用ドアサッシの新溶接工法(パウダプラズマ溶接法)を開発した。これは松下溶接システム(株)製のプラズマ溶接機を自動車用ドアサッシの溶接システムに適用させたもので、3社で共同開発した。従来の自動車用ドアサッシの溶接工法に比べ、製品の品質向上とコスト低減がはかれる。同社では昨年12月よりこの新工法を一部量産ラインに投入。
 新工法はプラズマガスによる溶接時の溶接材料を従来のフィラーワイヤ(ワイヤー状の溶接材料)に替えて、パウダー化した溶接材料をシールドガス(*1)内のアークポイント(溶接ポイント)に直接噴射させるもの。従来に比べプラズマアーク(*2)の溶接指向性が安定・ソフト化し作業効率が上がる他、溶接部の溶接材料の肉盛り量が従来比で1/2~1/3減少し肉盛りの高さが低い滑らかな溶接部となるため見栄えも良くなり、後工程である溶接部の仕上げ作業時間の低減ができる。これにより同社の主力製品である自動車用ドアサッシの品質向上(従来工法の仕上げ作業ででき易いエッジが無くなりウエザーゴムの挿入時にキズがつかない)とコスト低減(ドアサッシコーナー裏側溶接仕上費の40%の低減)をはかる。
 新工法によって同社では今後、特殊技能者による溶接部の仕上げ作業の削減・廃止と作業環境の改善をはかり、グローバル化に対応した生産システムの構築を進める。

(*1) 溶接の主な不具合原因である溶接時の空気混入を遮断するため、溶接をしている周辺を被う不活性ガスの噴射気流
(*2) プラズマガスを電極から出た電弧で拘束してプラズマガスの弧 を発生させる、溶接時の炎

以 上

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